2020年 星組『眩耀（げんよう）の谷　～舞い降りた新星～』（礼真琴）【無料動画】

紀元前の中国大陸、西の地からやってきた流浪の民“汶（ブン）族”は、彼らの神である“瑠璃瑠（ルリル）”の使いに導かれ、“亜里（アリ）”という地にたどり着いた。その地は豊かな自然と土壌に恵まれ、彼らは「汶（ブン）」という小国を築きあげる。

紀元前800年頃、勢力を拡大する周の国は、汶族の首領・麻蘭（マラン）を征討し、汶（ブン）を攻略し、汶族は周国の統治下に置かれてしまう。

その美しい亜里の地に、数々の戦の手柄を持ち麻蘭（マラン）征伐の勇者と称えられる管武将軍と共に、新しく大夫となった丹礼真（タンレイシン）が着任する。

志し熱く理想にもえる礼真（レイシン）は、敬愛する将軍から汶族の聖地と呼ばれる“眩耀の谷”の探索を命じられることとなる。名目上は、汶族の残党（麻蘭の手下）が潜んでいるというが、周国王宣王の狙いは、谷にある黄金である。そんなことと知らない礼真は、ある日神の使いの幻を追ううちに、一人の汶族の男と遭遇し、眩耀の谷を見つけることができる。

しかし、そこで汶族の美しい舞姫・瞳花（トウカ）に出会い、安住の地を持たず、虐げられながらも、自然を愛し明るく暮らす“汶（ブン）族”を知ることとなる。礼真は、自身が抱いていた理想が綺麗ごとだったと知って、悩み苦しむが運命は思いもかけぬ方向に流されていく。礼真に待ち受ける試練とは、そして希望とは…。

宝塚大劇場：2020年2月7日（金）～3月9日（月）

東京宝塚劇場：2020年7月31日（金）～9月20日（日）