この「宝塚歌劇のすすめ」は、一個人の勝手な思い込みでつくり、公開しているWebサイトです。
さて、オシャレかつ格調を高くしたいと思い、
このサイトのテーマを「宝塚歌劇の美学を学びましょう!」としましたが、「宝塚歌劇の美学」とは何であるかとを考えると、実に深いものがあります。
スタートは大正時代となる1914年、第一次世界大戦の2ヶ月前ということになります。
創設者は阪急電鉄の小林一三(こばやし・いちぞう)翁。女性の社会的地位が低い時代に女性だけの劇団という時代の常識を超えた発想と実行力で一つの芸能分野を開拓し、開花させたのです。(歴史については→宝塚歌劇とは?100年続く華やかな舞台の秘密)
現代の経済が成長し、少し歪んでしまった日本の文化にも、揺るがず、独自のスタンスで、これまでの歴史を積み上げることができたのは、小林一三翁の遺訓「清く 正しく 美しく」という教えが脈脈と継承されているからに違いありません。
宝塚歌劇の魅力は、何と言ってもライブにあります。セリフはともかく、劇中の音楽もすべて生ライブのショーですから、その瞬間、瞬間がすべてです。タカラジェンヌたちも、厳しい練習を乗り越えて、舞台でその成果を存分にみせてくれます。四字熟語で言えば、「一期一会」があてはまるのでしょう。
そして、初めて観劇すると圧倒させるのはステージの横拡がりです。今では、テレビの画面サイズが大きくなり、4対3のサイズからワイドサイズとなり、横に大きく拡がりましたが、宝塚歌劇のステージと比較するとワイド画面TVを3台ほど並べるイメージで異次元の感覚に出会うと思います。
ステージから近い座席で観戦すると、視界にすべては入りませんので、ご贔屓のジェンヌを探すのに時間が足りなく感じることでしょう。約80名がステージ上で演技やダンスをするわけですから、見慣れてしまうと、普通の演劇では、物足りなく感じしまうことになりがちです。
ともかく実際にチケットを手に入れて、ライブで観劇しましょう!
しかし残念ながら、観劇チケットの入手は非常に困難で、宝塚友の会員でさえ、抽選でなかなか当たらず、入手できません。
ということで、このサイトでは、少しでも宝塚歌劇の魅力を伝えるために、中国動画サイトにアップされている動画のリンクを紹介しています。著作権的には問題があるのですが、あの国のサイトですので…。
見るだけでは違法にはなりませんが、最近では、公演作品の動画配信サービスも増えていますので、正統派の方はご利用ください。ヅカファンならば、お気に入りの作品はBlu-rayを購入しておくべきでしょう。(DVDは映像を圧縮していますので、鮮明さでは劣りますよ)