出典:宝塚歌劇公式ホームページ
『仮面のロマネスク』~ラクロ作「危険な関係」より~
原作であるコデルロス・ド・ラクロの小説『危険な関係』は、近代フランス心理小説の傑作でありながらも、そのスキャンダラスな題材ゆえに世間から長く異端視された。
原作の時代背景はフランス革命前夜(1780年代)であるが、宝塚版では衣装や背景的な面白さを考慮し、それより約50年後の、ナポレオン失脚後の王政復古時代の終焉となる1830年の出来事に設定され、随所に色濃いラブシーンを挿入しながらも宝塚的な叙情性も加えた恋愛心理劇にまとめられている。
1830年の動乱に揺れるフランス宮廷を舞台に、美貌の青年貴族ヴァルモンと若き未亡人メルトゥイユ侯爵夫人の冷徹で官能的な大人の恋の駆け引きを、重厚かつ華麗に描き出すラブストーリー。その最中に7月革命が勃発、彼らの生きる貴族社会は崩壊へと向かう。最終場面では、ヴァルモンは軍人として勝ち目のない戦いに向かう前にメルトゥイユの元を訪れ、互いのつのる想いを告白。メルトゥイユが望んだ「2人だけの舞踏会」で物語は幕となる。
1997年に雪組の高嶺ふぶきの退団公演で、花總まりと初演、2012年には宙組の大空祐飛、野々すみ花により再演され、以後全国ツアー公演など本拠地以外の劇場で上演されている名作ミュージカル。2016年の花組全国ツアー公演に引き続き、明日海りおが花組新トップコンビ仙名彩世とのお披露目公演で再びこの作品に挑戦した。
ヴァルモン:明日海りおメルトゥイユ夫人:仙名彩世
ローズモンド夫人:五峰亜季法院長:高翔みず希ロベール:夕霧らいジェルクール伯爵:瀬戸かずやブランシャール夫人:白姫あかりヴィクトワール:菜那くららトゥールベル夫人:桜咲彩花司祭ルブラン:航琉ひびきガボット:羽立光来ジラルド夫人:新菜かほテチエンヌ夫人:紗愛せいらアゾラン:水美舞斗ダンスニー:柚香光ドラノワ夫人:更紗那知フレネー:桜舞しおんセシル:城妃美伶ジル:春妃うららヴァレリー:紅羽真希リーザ:雛リリカランベール伯爵:碧宮るかルイ:飛龍つかさギョーム公爵:峰果とわベルロッシュ男爵:帆純まひろドミニク/ソフィ:凛乃しづかジャン:泉まいらテチエンヌ公爵:一之瀬航季ジュリー:華優希ボヌール夫人:咲乃深音ナヴァラン:愛乃一真ラヴァル:芹尚英マリナ:凜香百音ヌーボー:侑輝大弥クレア:三空凜花
【Bilibili】
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【全国ツアー公演】(96分07秒)2017年
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