出典:宝塚歌劇公式ホームページ
『モンテ・クリスト伯』(新人公演)
エドモン・ダンテス:愛月ひかる メルセデス:花乃まりあ フェルナン:蒼羽りく ヴィルフォール(検事):桜木みなと ルイジ・ヴァンパ:和希そら
デュマの名作「岩窟王」のタイトルでも知られる「モンテ・クリスト伯」は、幾度となく映画化、舞台化された作品。19世紀初頭のフランス、若き一等航海士エドモン・ダンテスは、美彼に嫉妬する人物によって身に覚えのない罪を着せられ、孤島の監獄に投獄される。脱獄に成功し、モンテ・クリスト島の財宝を手に入れ、モンテ・クリスト伯爵となり、復讐を開始する。
新人公演で主人公のエドモン・ダンテス(本役:凰稀かなめ)を演じたのは、4度目の新人公演主演となる愛月ひかる。『誰がために鐘は鳴る』(2010年)、『美しき生涯』(2011年)、『華やかなりし日々』(2012年)と宙組トップスターが大空祐飛の時代に主演をし、経験を積み重ねてきた。
このダンテス役でも過去の主演経験が自信に繋がっているのを感じさせ、落ち着いてその役割を果たしている。恋人との結婚式という幸せの絶頂から無実の罪で投獄され、その後は憎しみの化身となり、自分を陥れた人物への復讐心を糧に生きるというダンテス役は感情の振り幅がとても大きい演じ甲斐のある役。愛月ひかるは、きちんと感情の落差、憎しみから解放された際の大きな許し、愛情を見せてくれている。
相手役のメルセデス(本役:実咲凛音)を演じたのは花乃まりあ。堅実な演技を見せ、ダンテスに恋をしていた可憐な少女時代から、子供を思う母となっていくメルセデスの時の流れを丁寧に追い、役のドラマを作り上げている。
【東京宝塚劇場】http://www.tudou.com/programs/view/_r6ACqa0e9o/(1時間46分57秒)
上記の動画は愛月ひかるの新人公演です。宙組トップスター凰稀かなめ主演の動画はこちら。
メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です
コメント
名前 *
メール *
サイト
新しいコメントをメールで通知
新しい投稿をメールで受け取る
このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください。