『THE SCARLET PIMPERNEL(スカーレット ピンパーネル)』
パーシヴァル・ブレイクニー【英国貴族。通称パーシー】:紅ゆずる
マルグリット・サン・ジュスト【元女優。パーシーの妻】:蒼乃夕妃
麻尋しゅん、水輝涼、壱城あずさ、華苑みゆう、美弥るりか、天寿光希、真風涼帆、稀鳥まりや
ミュージカル『スカーレット・ピンパーネル』は、1997年にNYブロードウェイで初演され大ヒットを記録。原作はイギリスのバロネス・オルツィの小説「The Scarlet Pimpernel(紅はこべ)」、このミュージカルは、脚本・作詞:ナン・ナイトン、音楽:フランク・ワイルドホーンによって創られた。小池修一郎氏による脚色・演出で、宝塚での劇中歌「ひとかけらの勇気」は、作曲担当のフランク・ワイルドホーンが、宝塚歌劇で初演するにあたり書き下ろした楽曲で、安蘭けいの歌声を聞いて書き下ろした楽曲。
本公演では安蘭けい・遠野あすかの大劇場公演3作品目となり、この新人公演は入団7年目の紅ゆずるの新人公演初主演作となる。
18世紀末のフランス。王制に対する不満を爆発させた民衆が蜂起し、フランス革命が勃発。その後、ロベスピエールを指導者とするジャコバン党が権力を振りかざし、元貴族らが次々と処刑される恐怖政治が続いた。その恐怖政治に反感を抱き、無実の人々を断頭台から救おうと立ち上がったのは、イギリス貴族のパーシー・ブレイクニー。彼は、イギリスで赤い星型の花を指す“スカーレット・ピンパーネル”と名乗ってその正体を隠し、無実の罪で捕らわれた貴族達を国外へと逃亡させる活動を行っていた。革命政府の公安委員ショーヴランは、一刻も早くスカーレット・ピンパーネルの正体を突き止めようと躍起になっていた。
一方、パーシーとの結婚を控えたコメディ・フランセーズの花形女優マルグリットは、舞台上で革命政府を批判する言葉を発し、元の恋人であったショーヴランから劇場閉鎖を命じられてしまう。そして、劇場の再開許可が欲しければ反共和派の貴族サン・シール侯爵の居所を教えるよう、ショーヴランから迫られ、一度はショーヴランの要求を撥ね除けたが、侯爵に危害を与えないことを条件に居所を教えてしまう。
イギリスで、パーシーとマルグリットの結婚式が大勢の参列者に囲まれ華やかに挙行されるが、パーシーのもとに、スカーレット・ピンパーネルの協力者であったサン・シール侯爵が処刑されたとの報せが届く。そして、侯爵の居所を密告したのはマルグリットと知る。
ルイ16世の遺児ルイ・シャルル奪還を最大の目的としていたパーシーは、信頼できる仲間達に自らの正体を明かし、共に立ち上がって欲しいと訴える。パーシーはマルグリットに真実の姿を隠したまま、高き理想を胸に抱いた仲間と共にドーヴァー海峡を渡り、パリへと向かうのであった。
愛を疑うパーシー、愛を信じたいと願うマルグリット、愛を利用するショーヴラン。恐怖政治の嵐の中でいくつかの愛憎が交差し、物語はスリリングで思いもしない展開をみせてゆく。
【tudou】
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