YouTubeにアップされて人気を集めている、感動ありの映像。
結婚式披露宴で娘へのメッセージとして父親がピアノを弾き始める…というストーリーの3分30秒の長いCM。
娘の結婚式で父親が慣れない手つきで演奏し始めたのはドイツの作曲家ヨハン・パッヘルベルの「カノン」。
ありがちな構成であるが、思いを熱くできるのは、今にも音をはずしそうな指使いに、インサート映像がここに至るまでのストーリーがていねいに収録されていて、自然と映像に入り込めるからかもしれない。
そして、「音楽は、言葉を超える」という短いキャッチコピーが、ストーリーをしっかりと締めくくる。
音楽教室のCMであるが、演奏の拙さがかえって胸を打つこのCM。 もっとも、ピアノの腕があまりにも上達しすぎると感動を呼ばないし、ヘタすぎても笑いを呼ぶし、実際のチャレンジには困難がつきまとうのではと思う。