再確認!行ってみたい12の温泉

選んだらキリが無いのが温泉ですね。

日本には3000以上の温泉地がありますが、“温泉教授”の松田忠徳氏が薦めるトップクラスの12の名湯が「nippon.com」で紹介されています。

温泉教授・松田忠徳が選ぶ「日本の温泉12」

 

日本全国の温泉をくまなく訪れた“温泉教授”松田忠徳氏は、温泉の魅力は私たちの心身をリフレッシュしてくれる「還元力」にあると言っています。その松田氏が厳選した一度は訪れたい温泉を紹介します。

1. 登別温泉(北海道登別市)

直径450mの爆裂火口跡である地獄谷や大湯沼などを湯元とする自然湧出泉で、泉質が9種類にも及ぶが、メインは硫黄泉、酸性泉。浴衣姿で土産物屋が軒を連ねる温泉街を歩くと、硫黄のかおりが漂い湯の町情緒に溢れている。

(写真提供 登別観光協会)

 

 


2. 乳頭(にゅうとう)温泉郷(秋田県仙北市)

田沢湖高原の奥、乳頭山麓の先達川が縫うように流れるブナの原生林のそこかしこから湯けむりが上ります。鶴の湯、黒湯など七湯からなる乳頭温泉郷は、“日本最後の秘湯”とも言われる温泉ファン憧れの地。泉質は硫化水素泉、他。

(写真提供 黒湯温泉)

 

 


 3. 高湯温泉(福島県福島市)

毎分3000リットル以上もの乳白色の硫黄泉を自然流下で浴場に引き湯するという、全国屈指の還元力の高い湯質を誇る。乳白色の硫黄泉は十分に熟成されていて肌に優しい。

(写真提供 高湯温泉観光協会)

 


 4. 草津温泉(群馬県草津町)

「まったく神秘的な効能」と、近代温泉学の祖、ドイツのベルツ博士を驚嘆させた温泉。草津のシンボルは、毎分約4000リットルもの大量の酸性泉を噴出する「湯畑」(下)。外湯が18もあり、好みの風呂を選べる。

(写真提供 草津温泉観光協会)

 


 5. 奥塩原温泉郷(栃木県那須塩原市)

開湯は約1200年前の平安時代で、以来、恵まれた自然環境の中、全国でも屈指の還元力のある硫黄泉が維持されてきた。江戸時代に開業した老舗旅館も残っている。大半の温泉施設が源泉かけ流しである。

(写真提供 下藤屋)

 

 


 6. 野沢温泉(長野県野沢温泉村)

坂の多い路地に温泉旅館や土産物屋が軒を連ねる中、入浴無料の13の外湯が点在し、昔ながらの温泉情緒を堪能できる。30以上の泉源があって、すべてが自然湧出の単純硫黄泉。

(写真提供 旅館さかや)

 


 7. 奥飛騨温泉郷(岐阜県高山市)

3000メートル級の峰々が重なりあう北アルプスの麓に点在する温泉群の総称。雄大な自然環境に恵まれ、俗化していない。お湯は澄んだやわらかな単純温泉で、野性味あふれる露天風呂に浸かりながら大自然を満喫できる。

(写真提供 槍見館)

 


 8. 十津川温泉郷(奈良県十津川村)

紀伊半島の中央に屹立する峰々の狭間に濃い湯けむりを上げる、深山幽谷の温泉郷。温泉施設のすべてが源泉かけ流しの湯を誇る。泉質は重炭酸土類泉・重曹泉で、全国でも屈指の秘境の湯だ。

 


 9. 俵山温泉(山口県長門市)

木造2、3階建ての温泉旅館が軒を連ねる石畳の小道を浴衣姿の湯治客が外湯に向かう―そんな温泉の原風景が見事に残された全国屈指の湯治場。アルカリ性単純温泉は、“リウマチの名湯”として知られ、還元力はピカイチ。

(写真提供 俵山温泉合名会社)

 


 10. 別府温泉(大分県別府市)

源泉が2846本もある、日本屈指の大温泉地。日本最大の湧出量を誇る。最近、JR別府駅前周辺の路地の奥にある小さな共同浴場巡りが脚光を浴びている。日本一共同湯が多く、日本の温泉の奥深さ、湯質の違いを味わいたい都会派向けの温泉地。

(写真提供 別府市観光課)

 


 11. 長湯温泉(大分県竹田市)

高濃度の炭酸泉を誇る、日本で最も飲泉文化が進んだ温泉地。ミネラルが含まれた温泉は“飲む野菜”とも称される。すべての温泉施設が源泉かけ流し。かつての湯治場の雰囲気を現代に伝える一級の温泉保養地。

(写真提供 丸長旅館)

 


 12. 黒川温泉(熊本県南小国町)

九重山の西麓、田の原(はら)川が削った狭い渓谷に30軒近くの湯宿がひしめく。昔の美しい日本をイメージさせてくれる温泉地。住民の努力で景観を整え、温泉に専念できる雰囲気を作り上げ、今や国内外から温泉ファンが集まる大人気の温泉地となった。

(写真提供 山みず木)

 


 

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